ホストサーバーはScientific Linuxです。
細かいところは置いておいて進めます。
必要なものをインストールします。
[root@take ~]# yum install -y gcc kernel-devel zlib-devel pciutils-devel pciutils-libs \ glib2-devel bridge-utils qemu-kvm qemu-img libvirt virt-manager libvirt-client
[root@take ~]# modprobe kvm_intel [root@take ~]# lsmod | grep kvm kvm_intel 54394 0 kvm 317504 1 kvm_intel
モジュールを起動。
詳しい説明は省きます。
ここ最近はずっとKVMネタなので前回、前々回のブログを見てもらうと分かりやすいとおもいます。
前回
KVM+ScientificLinux Virsh-installした時のエラーたち
前々回
Scientific Linux+KVMのネットワーク設定
3回前
Scientific LinuxとKVMで仮想化環境を作る
いろいろと思考錯誤してやっとできたコマンドがこれ。
virt-install \ --name=vm01 \ -connect=qemu:///system \ --ram=512 \ --vcpus=1 \ --cdrom /var/iso/CentOS-6.4-x86_64-bin-DVD1.iso \ --os-type=linux \ --disk path=/var/lib/libvirt/images/vm01,size=5,sparse=false,format=qcow2 \ --network bridge=br0 \ --vncport=50002 \ --vnclisten=192.168.44.132 \ --keymap=ja \ --vnc
上から説明を入れると
virt-install \ インストールするコマンド、XMLを勝手に作ってくれる。 --name=vm01 \ ドメインの名前 ※libvirtではドメインと呼ぶみたいです。 -connect=qemu:///system \ qemuを使う。 --ram=512 \ 割り当てるメモリ。 --vcpus=1 \ 割り当てる仮想CPUの数。 --cdrom /var/iso/CentOS-6.4-x86_64-bin-DVD1.iso \ インストールイメージ --os-type=linux \ OSのタイプ。 --disk path=/var/lib/libvirt/images/vm01,size=5,sparse=false,format=qcow2 \ 作成するVMの置き場と、ディスクサイズをGB単位で。名前は分けよう。 --network bridge=br0 \ 利用するネットワーク。 --vncport=50002 \ 待ち受けポート。ドメインごとに分ける必要あり。 --vnclisten=192.168.44.132 \ 待ち受けのIP、検証作業ならホストサーバーのIPでいいかと。 --keymap=ja \ --vnc
こんな感じかな、適当ですけどね。
この辺はウェブサイトがたっくさんあるので、調べて自分の理想の仮想環境を作ればいいと思う。
さっきのコマンドを実行すると以下のように出てプロンプトが返ってくるので。
Starting install... 割り当て中 'vm01' | 5.0 GB 00:00 ドメインを作成中... | 0 B 00:02 ディスプレイをオープンできません: Run 'virt-viewer --help' to see a full list of available command line options Domain installation still in progress. You can reconnect to the console to complete the installation process.
VNCで、例えばさっきの例だと、192.168.44.132::50002を入れればインストール画面が出てくる。
後は前々回にやったqemu-systemコマンドと同じで、CentOSのインストールをやればOKです。
Virshで管理するのが今の基本なようなので、qemuもソースじゃなくてyumで入れちゃっても問題ないのかもしれないですね。
そのあたりは分からないっす。
インストールが終わったらネットワークを起動するのですが、
ifup eth0
上のコマンドが必要です、/etc/sysconfig/network-scripts/以下を見たら多分分かりますが有効になってないので、いつもの/etc/init.d/network startではあきませんでした。
インストール終わり。
前々回のようにソースからビルドした場合は、起動と停止しかできなかったのですが、virshを使うと一時停止とか割り当てたリソースの確認もできるし、コマンドの時より詰まったことは詰まったけど、XMLの管理も自動でやってくれるし、
こっちのvirsh-installを使った方がかなりいいんじゃないかと思う。
基本的なコマンドを何個か実行してみたので、結果を載せてみます。
[root@take ~]# virsh list Id 名前 状態 ---------------------------------------------------- 22 vm00 実行中 24 vm01 実行中 [root@take ~]# virsh vcpuinfo vm00 VCPU: 0 CPU: 0 状態: 実行中 CPU 時間: 212.7s CPU アフィニティー: yy [root@take ~]# virsh dominfo vm00 Id: 22 名前: vm00 UUID: 92607ee8-ea77-96e4-a66f-0a0a23d742fc OS タイプ: hvm 状態: 実行中 CPU: 1 CPU 時間: 243.2s 最大メモリー: 524288 KiB 使用メモリー: 524288 KiB 永続: はい (yes) 自動起動: 無効にする 管理済み保存: いいえ (no) セキュリティモデル: none セキュリティ DOI: 0 [root@take ~]# virsh domstate vm00 実行中 [root@take ~]# virsh freecell 合計: 417428 KiB [root@take ~]# virsh nodeinfo CPU モデル: x86_64 CPU: 2 CPU 周波数: 3092 MHz CPU ソケット数: 2 ソケットあたりのコア数: 1 コアあたりのスレッド数: 1 NUMA セル数: 1 メモリー容量: 1914680 KiB [root@take ~]# virsh version コンパイル時に使用したライブラリ: libvirt 0.10.2 使用中のライブラリ: libvirt 0.10.2 使用中の API: QEMU 0.10.2 実行中のハイパーバイザー: QEMU 0.12.1
これでひと段落ですなあ、後はホストとゲストが存在する状況で色々試してみようと思う。
参考サイト
さくらのナレッジ 高機能なLinuxベースのソフトウェアルーター「Vyatta」を使う
YAMAGUCHI::Weblog 10分で始めるKVM