※8月20日追記しました
EC-CUBEというECサイトが構築できるアプリケーションを入れてみた。運用するというよりもインストールがしたいという内容で……。
さくらのスタンダードサーバーにEC-CUBEを入れてみた、理由は特にないですが、実はたけけんのサーバー日記の初期で、まだ普通のレンタルサーバーを使ってた頃に、1回だけEC-CUBEをインスコした事があったんですが、微妙に失敗に終わりました……。
で、今回はまぁスパッとまるっと華麗に完了した訳ですが、詰まったところは二ヶ所ありました。
……あるんですよね、これが。
まず一つ目がphpの記述、EC-CUBEのデフォルトで.htaccessにphpの記述があるので仕様上このままでは絶対完了できません、絶対なんて絶対ないんですが、こればっかりは絶対です。
.htaccess自体はテキストファイルに変えちゃいましょう。
mv .htaccess .htaccess.txt こんな感じで
ドットが付いたファイルはls -a とオプションを付けると見れます。
んで、サーバーコントロールパネル上にあるphp.iniに記述します。
.htaccessの記述のままではだめなので
[php.ini] mbstring.language = Japanese mbstring.encoding_translation = off output_handler = NULL session.auto_start = 0 mbstring.internal_encoding = UTF-8 upload_max_filesize = 5M register_globals = off magic_quotes_gpc = off
という感じに変えます。
コピーペーストじゃなくて違いを必ず見ましょう。
つーか、下に
って書いてました、もちろん全部終わってから気づいた!
そして二つ目、EC-CUBEにはzipとtar.gzの2種類がありますが、zipをアップロードした場合、サーバーコントロールパネルにあるファイルマネージャーで解凍するとミスります。
何故かというと、パーミッションが原因なんですが、ファイルマネージャーで解凍するとなぜそうなるかは分からないので、さくらインターネットのサポートに聞いてくださいね。
ウィンドウズユーザーにはtar.gzは馴染みが薄いかもしれませんが、tar.gzの方をダウンロードしよう。
zipファイルでもtarコマンドで解凍すれば問題なく進めます。
%tar zxfv eccube-2.12.0こんな感じのやつね。
解凍してからアップロードなんてぬるい事はしちゃだめだよ、いや嘘です。
自由にしていいです。
ただターで上げて、解凍した方が早いし楽ですよ。
タージーゼットって何かかわいいですよね。
と、こんな感じでほにゃららsakura.ne.jpという初期ドメインではこれでEC-CUBEのインスコに進めば終わりですが、持ってるドメインの場合はまた注意がある訳ですよ。
まず最初にサーバーコントロールパネルに追加して浸透時間を待ちます。
digを連打してttlを眺めるなんて事はしないでくださいね。
終わったらサーバーコントロールパネルでパスの指定という所が、ドキュメントルートになっているので、ここをEC-CUBEのhtmlディレクトリのとこに合わせます。
んで必ず「ドメイン名でアクセスして」EC-CUBEのインスコをすればOKです。
ちょっと裏技を紹介します。
nslookupでは名前解決できるのに、ブラウザでアクセスできない!とイラついてるあなたへ。
nslookupではネームサーバーを指定して解決しますが、ブラウザはリゾルバを使って解決するそうで、リゾルバのキャッシュをクリアすれば、ブラウザでもすぐにアクセスできるようになります。
方法はコマンドプロンプトを出して
c:\>ipconfig /flushdns
DNSフラーーーーッシュって叫びながら上のコマンドを打てばOKです。
インスコの流れではなくて、注意点ばっかりの説明になってますが、たぶん実際にインスコをミスってから見たら分かると思うので、あくまでここは「参考程度」にしてインスコしちゃってください。