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Scientific LinuxとKVMで仮想化環境を作る
Scientific Linux+KVMのネットワーク設定
KVMにゲストOSを追加した。
KVM上のホストOSのUnixBenchを比較してたのですが、そもそも比較のやり方を間違っていたのではないか?という事を考えだした。
OSで比較するものではないのでなく、OSは決まっていてその上でサーバーを検討するとかにBenchをするのではと。
そういったものなのかなと思うようになったのです。
そもそもFreeBSDじたいがUnixBenchのトータルスコアは低いものなんじゃないかと思ってきたので、別の対象物を探してみた。
FreeBSDといえばSONYのプレステ3だ。
プレステ3でUnixBenchしてみた、とかやってる猛者はいないかと思って探したらやっぱりいたw
hamano/unixbench-results result-PS3-Linux-Cell.txt
やっぱりトータルスコアは低いみたいだな。やはり今までの結果からまとめると、環境は決まっててUnixBenchを使って、スペックのいいサーバー(土台)を探すぞという考え方のほうがなんだかしっくりくる。
大事なことなので2回ほど同じことを書いてしまってますけど、OSの選定の仕方はサポート体制だったりソフトウェアだったりなんやかんやになるだろう。
んでもってさらにしっくりする為にも、KVMの環境になっているさくらのクラウドでCentOSとFreeBSDで試してみた。
各項目 Dhrystone 2 using register variables System Benchmarks Index Score | さくらのくらうど CentOS6 2499.8 ====== | さくらのクラウド FreeBSD9 1607.0 ====== |
予想通りCentOSの方が高い。でも優劣は細かく区切るとFreeBSDの方が高いものもある。
いままでのたけけんのやってきたデータからFreeBSDの方がロードアベレージが上がりにくいって結果も出てますし、安易にこの数値ではOSは決められないぞという事か。
ついでなので自宅KVMでも前回、前々回に採取したデータを載せてみる。
Unixbenchの項目一覧 Dhrystone 2 using register variables System Benchmarks Index Score | 自宅KVMDebian 2675.1 ====== | 自宅KVMFreeBSD8 1255.1 ====== | 自宅KVMFreeBSD9 1211.8 ====== | 自宅KVMCentOS6 2600.5 ====== |
横に並べるとDebianが目立つけど、Debianは数値が高くなりやすいんだろうという事で置いておくw
おそらくどのサーバーでためしてもこのOSの順位はだいたい変わらないんだろう。
UnixBenchは縦の比較ではなくて横の比較をするもんなんだな。
なんだかどこかで聞いたような言葉だが。
という事で個人的には納得したので、終わろうかなと思います。
たぶん開発系の人はこのOSでの結果の違いも、UnixBenchのソースとか調べたらわかるんだろうなぁというか、とことん調べるんだろうなあと思うとなんだかなあと思います。だってなんだか、だってだってなんだもん。みたいな。