マルチなキャスト

マルチナと言えばヒンギスかなぁと思ってたが、マルチナ島津というのも有名らしい。
ちなみにまついな。にしたら、松井なほにゃららっていうのを期待していたんだけど、松井菜桜子という方がでてきた。

という事で、ブロードなキャストに続いて今回はマルチなキャストです。

双方の違いというと、ブロードとマルチともオールレンジ攻撃ですが、マルチはメッセージを要求するホストが存在するネットワークにだけデータをコピーできます。ということらしい。
ホストにじゃなくてネットワークにってとこは大事だな。

そんなマルチですがルーターを超えるのでTTLの設定ができます。てなわけでかつてはこんな脆弱なものもあったようだ。

TTL の設定が 0 のマルチキャストがネットワークで送信される

Win2000の話ですがね。

つーことで、ブロードキャストに続いてマルチキャストでもTCP/IP Socket in Cのサンプルコードで実験してみました。

左上がメッセージを受けるクライアント、右上があなたはそこにいますかというメッセージをマルチキャストするサーバー、下側のホストが同じセグメントにあってConntrackToolで待ち構えている状態です。

multi01

同じネットワークなんですが、マルチキャストは受信してないですね。

ちょっと不安になったのでTcpdumpでもやってみましたが、マルチキャストはきませんでした。きませんでした。きませんでした。きませんでしたー。

22:34:36.290605 IP 192.168.24.63.45425 > 255.255.255.255.21110: UDP, length 4
22:34:39.292252 IP 192.168.24.63.45425 > 255.255.255.255.21110: UDP, length 4
22:34:42.293245 IP 192.168.24.63.45425 > 255.255.255.255.21110: UDP, length 4
22:34:45.293850 IP 192.168.24.63.45425 > 255.255.255.255.21110: UDP, length 4

ホストが存在するネットワークにコピーを送るはずなので、なおかつTcpdumpはレイヤー2まで確認できるのでってさっき調べたので、表示されるはずだと思うのだがおかしいので。

なぜ?

答えはtcpdumpのオプションが違う!

[root@scientific ~]# tcpdump -i eth0 -n ip multicast
tcpdump: verbose output suppressed, use -v or -vv for full protocol decode
listening on eth0, link-type EN10MB (Ethernet), capture size 65535 bytes
22:41:32.338341 IP 192.168.24.61.60727 > 224.3.2.1.9433: UDP, length 33
22:41:35.339300 IP 192.168.24.61.60727 > 224.3.2.1.9433: UDP, length 33
22:41:38.340661 IP 192.168.24.61.60727 > 224.3.2.1.9433: UDP, length 33
22:41:41.341806 IP 192.168.24.61.60727 > 224.3.2.1.9433: UDP, length 33

良かった、dumpできてました。
こないはずがないと思ったので、良かった。間違ってなかった。

そこまではやらないけど、平文のメッセージなので、tcpdumpでパケットを読めばあなたはそこにいますかってメッセージも出てくるはずだ。

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投稿者: Takeken

インターネット利用者のITリテラシーを向上したいという設定の2次元キャラです。 サーバー弄りからプログラミングまで手を付けた自称エッセイストなたけけんの物語。

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