まずはシリアル接続というものについて少しお話すると、ここで言うシリアルとは、シリアル通信かパラレル通信かということではなく、ATAかSATAかということでもなく、トニ〜ちからがでないよぉ〜でもない。実はだんだん答えから遠ざかっているのだけれど誰も気づくまい。
RS232Cという古代のインターフェースのことを指している。
エンドユーザー向けに説明しようとしたつもりが全くこれっぽっちにもなっていないという典型的なパターンになってしまっているけれど、そこは華麗にスルーだ。この部分は大事なところではないのでスルーでいい。
当然といっても過言ではないほど、いまどきのPCにはRS-232Cなんてインターフェースは搭載されていないはずだ。インターフェースって何だって?、線を刺すところだ。
では、なぜMacでもシリアル接続出来るぞー!とエクスクラメーションマーク付きなのかというと、デバイスドライバが存在したことが嬉しいからである。
デバイスドライバってナニ?と思うかもしれない。これについてはいい例えが思いついたので説明させてほしい。いい加減イライラしている方は飛ばしていただいてもいい。
例えば、掃除機や加湿器のフィルターを想像してみてほしい。交換するときは同じメーカーの同じ型番のものを探す必要がある。なぜならそのフィルターしか使えないからだ。もう少しITよりの言い方にすると、PC-9801用のエロゲはX68000では動かないということだ。
うっかりソフトウェアの話になってしまったので、ハードウェアの話に戻そうか。いやいや、それ以前にエロゲにドライバ関係ないし!!
少し昔だったらプリンタ、モデムなどなど、さきほど説明した家電製品のように指定されたメーカー・型のものしか使えなかったもんだ。その辺のハードによる違いの部分を吸収してしまう部分がデバイスドライバだ。
むむ?そこはOSじゃなくって?という厳しいツッコミは止めていただこう。
その辺のことを適当に説明すると、時は流れてウィンドウズの登場で、OSであるウィンドウズがハードによって異なる部分を食べてしまうので、どのメーカーの周辺機器であってもウィンドウズのデバイスドライバがあれば何でも動いちゃうよ!という状態になっていった。
難しいことを言い出すとその通りではだろうし、説明しきれないけれど、ざっくりした説明だとこんな感じだろう。
現代はTCP/IPで何でもつながってしまう時代なので、そんな時代もあったのね〜くらいで十分だと思う。
ようやくドライバのしょうもない話も終わったので本題に入りたいと思う。たまたま持っていたバッファローのbsusrc06が、内部でFTDI のチップが使われているという事が重要らしく、FTDI からMacやLinuxのドライバを提供してくれているのだ。
FTDI Chip Home Page:
Virtual COM Port Drivers:
参考サイト
Mac で RS232C の制御をするなら FTDI を使え – 宇宙線実験の覚え書き:
ドライバのインストール手順は割愛。
ケーブルを挿すと自動で認識されるので、system_profiler というコマンドで確認してみると。
$ system_profiler SPUSBDataType | grep -A 10 "SERIAL CONVERTER" USB HS SERIAL CONVERTER: Product ID: 0x6001 Vendor ID: 0x0403 (Future Technology Devices International Limited) Version: 4.00 Serial Number: FTXQ4RYN Speed: Up to 12 Mb/sec Manufacturer: FTDI Location ID: 0x14220000 / 12 Current Available (mA): 500 Current Required (mA): 44
このようにちゃんと認識されている。
SSG5に接続して動作確認してみます。Macではcuコマンドを使うようです。
$ sudo cu -l /dev/tty.usbserial-FTXQ4RYN Password: Connected. login: login: netscreen password: ssg5-isdn-> ssg5-isdn-> get sys Product Name: SSG5-ISDN
動作も問題ないようでした。
本文短!